国民の豊かさを示すフィリピンの一人当たりGDPは、約3500ド ルです。日本で言えば、1970年代前半の水準です。ローカルの レストランに入り、ビールを注文すると、氷の入ったグラスが出 てきます。まだまだ、冷蔵庫のある家庭は少ないからです。
生活はまだまだ不便で、圧倒的に不衛生ですが、この国には笑顔 が溢れています。人口は1億人を超え、国民の平均年齢は24歳 と若く、今日より明日が素晴らしいと、この国の若者は信じてや みません。
一方、失われた30年とも呼ばれる低成長期に入り、世界でのプ レゼンスを失う日本。それでも、デフレが進み、そこそこの品質 のサービスやモノが、そこそこの価格で手に入る。適度に快適で あればそれでよく、ハングリー精神なんて言葉は死語となりつつ あります。
ただ、そんな時代も終わりです。インターネットで国境がなくな るなか、世界を舞台に生き抜くチカラが必要です。英語はその一 つの武器に過ぎません。
アンザスの経営母体は、ITシステム開発 会社であり、ITスキルというもう一つの武器も希望者には提供します。 世界のどこでも、誰とでも、生き抜いてゆける知恵・チカラを身 につける――アンザスは、そんな学びの場です。
そして、英語やITスキルに関する学習はもちろん、アンザスは豊 富なボランティア・インターンシッププログラムを積極的に提供 します。身につけた英語やITスキルを活用して地域に貢献しな がらこの途上国の人達と交わるんです。よりよい生活を求めて生 きる熱量を、貧しくとも明るいこの地で触れて欲しい。
日本の若者が失いつつある生きることへの渇望こそ、世界人材へ の第一歩であるとアンザスは考えます。